睡眠薬(ベンゾジアゼピン系薬剤:BZD系薬剤)の離脱症状はいかに

長期間ベンゾジアゼピン系(BZD系)の睡眠薬を使用している人が、急に服薬を中断すると、離脱症状を起こすことがあります。特に、長期間使用している場合に減量する際は、ゆっくりと(1~2週間に4分の1ずつなど)減量を行っていきたいものです。

BZD系睡眠薬の離脱症状

頻度の多いものには不眠、不安、筋肉痛、筋攣縮、嘔気、頭痛、食欲不振などがあり、頻度は少ないですが、神経過敏、発汗、離人症、振戦、刺激過敏、自殺行動なども見受けられることがあります。

これらの症状は1~3週間かけてゆっくり消失しますが、症状が強く出ている場合には、薬剤の再開も必要となるでしょう。

離脱症状の発現時期

作用時間の短いものであれば1~2日、作用時間の長いものであれば2~5日くらいが発現時期と考えられます。発現時期は目安なので、発現時期に関わらず、症状をしっかりと見ていきましょう。ただ、中止後あまりにも時間が経過してから離脱症状が出るとは考えにくいですね。

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