抗精神病薬の離脱症状 まとめ

統合失調症やうつ病、せん妄、認知症の周辺症状とさまざまな場面で使用される抗精神病薬。長期間使用後の中断、中止は離脱症状が生じる可能性があるため、注意が必要です。

離脱症状にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。箇条書きにまとめてみました。

抗精神病薬の離脱症状

離脱性ジスキネジア

症状:遅発性ジスキネジアに類似
発現時期:1~4週間
対処:ほとんどは一過性であり不要(2~6週間で消失)

離脱性・反跳性アカシジア

症状:アカシジア症状
発現時期:1~数日
対処:ベンゾジアゼピン系薬剤やβ遮断薬の投与

離脱性・反跳性パーキンソニズム

症状:パーキンソニズム症状
発現時期:1~数日
対処:BZD系薬剤やβ遮断薬の投与