点耳薬をはじめて使う時は、 そもそも耳に液体を入れることに抵抗を感じる方も多いのではない でしょうか。プールなどで耳に水が入ると気持ちが悪いものです。 使うなら正しい方法で使用してしっかりと効果を得たいものです。 さて、ここでは点耳薬の使い方を説明するよ。
点耳方法
まずはじめに点耳の方法は2通りあるんだ。
1つは名前の通り点耳
もう1つは耳浴
点耳は耳の中に薬液を垂らすだけだけど、耳浴は耳の中に薬液を溜めてしばらく時間をおくことで薬剤の効果を得るものだ。
点耳薬の使用方法
点耳も耳浴も基本的な使い方に違いはないからまとめて説明するね。
①耳垢などを取り除く。神経質にする必要はない。 強くしすぎると耳のなかを傷つけてしまうので、 やり過ぎには注意。( なんなら飛ばしてもいい手順じゃないかと思うくらい)
②手洗。点耳薬の汚染を防ぐためにも清潔にしましょう。 蓋を置く場所も清潔にしようね。
③点耳薬の容器を3分程度握って体温に近い温度にする。
これは絶対にしないといけないわけじゃないけど、した方がいいかな。なぜかというと、冷たいまま使用すると「めまい感」を起こすことがあるんだ。 使う前に容器を手で握り、 できるだけ体温に近い温度まで温めてから使用することで「 めまい感」が起こるのを抑えることができるよ。
④お薬をさす耳が上向きになるように頭を傾ける。 または横向きに寝た姿勢になる。
⑤指示された滴数のお薬を耳の中に滴下。 容器の先が耳の内部に触れないように注意ね。これも、 できる限りで構わない。
奥まで薬液をいれたい場合は滴下後に耳たぶを後ろ上方に引っ張っ たり、唾を飲み込んだりすると入りやすいとされてるよ。
具体的な滴下量の目安
点耳の場合は2~4滴
耳浴の場合は点耳よりも多く6~10滴
⑥お薬が流れ出ないようにそのままの姿勢を保つ。
具体的な姿勢を保つ時間
点耳であれば2〜3分間
耳浴であれば5〜10分間
⑦姿勢を戻して流れ出たお薬をふき取る。
以上が点耳薬の使い方です。
お薬は適正な方法で使用して、しっかりとした効果を得ましょう。